●佐藤賢太郎略歴
 ●作品集
 ●個展開催画廊
 ●主な設置場所
 ●ふくろう会館
 ●佐藤賢太郎とふくろう会
 目まぐるしい都会から静かな郷里に帰るとホッとする。しかし数日過ごしているともの足りなさを感じてくる。自分の生活基盤をここに置いていないためか、急いで帰ってしまう。またこの郷里の冬は厳しく毎日雪片づけに追われてる。私は長い間この郷里に夢を描いて何かをしようなどと考えたことがありませんでした。
 私はこの郷里を離れてから、回り道でありましたが転職し、考えもできなかった彫刻家への道に入りました。それは、自分の夢に挑戦してみようという決意からでした。ところで6年前私は友を郷里に招き、この素晴らしい自然の景観が残されたところで友と語り合う東屋を造ろうと話しました。それからすぐ夢実現の行動開始、3年かけてようやく悠悠亭という絶賛の東屋が完成しました。
 さらに夢を語り、傷みの激しい建物をリホームし、この地を訪れたら自分たちが泊まれるところを造ろうとなった。しかもそこには私の彫刻作品を常設するギャラリーを設けようではないかということになった。そんな経緯でアートギャラリーの立ち上がりとなりました。ふくろう会という私の後援会の仲間と夢に向かって埼玉から年4回朝3時出発し、足掛け2年豊実へ通いました。
 資金もなく仲間や友人に寄付を募り、材料をかき集めながら作業をし、建物が完成し、照明、内装、作品を飾り付けてみると、驚くほどの出来映えでした。入館すると古い梁が目に入り、とてもシックで心の安らぎを感じさせます。これが自分たちの手作りなのかと一同感心していました。これは夢に関わった私たちの共有のモニュメントです。長い間夢を描けなかった郷里にお陰様で、アートギャラリーの完成となりました。この友に心より感謝であります。そしてこの友を誇りにしています。
 美術館ギャラリーというには甚だ大げさで恥ずかしい限りでございますが、何事も事を興すスタートは夢を語ることが大切な原動力であると確信するようになりました。これからも友と夢を語って生きていこうと思います。
 美術品は人の心を癒し、想像力をかき立てる力があります。当今、人心暗い影に覆われ経済至上主義の社会にあって、ふくろう会館&アートギャラリーのある静かな山里に訪れ心を癒して頂けましたら、これこそが私にとって〈郷里に夢を〉でございます。そしてこのギャラリー開設で郷里の皆さんに夢を語ることができたならと願っております